机上九龍。

『デスクトップカオルーン』と読む偏った日常・GAME or DIE?

 Title → 掬う(救う)のはだれか

2017/08/30(水) 23:57:24

遅れに遅れた『古書街の橋姫』感想めっちゃ今更感満載ですが
もうちまちま書いてるのがめんどくさくなって

店主

ってでっかく書いて終わろうかと思ったレベル笑

えーと7月に(だいぶ前・・・)約15時間ほどでクリアしました
全体の雰囲気は大変良かった クリア後は店主√クレクレマンに笑

とりあえず忘れないうちに自分メモで感想的なサムシングを置いとく(すでに忘れかけt


えぇ 本当に大変楽しゅうございました

いろいろ意見が分かれるこのBLゲーム
いちおう18禁ですのでそれ系のスチルは載せてないけど真相にも言及するかもなのでこの先は隠しに
自分の目は青いですいう方は“more...” ↓ からどぞ




まずシステム
攻略対象(物語)は5人(5本)で主人公総受け
選択肢がものっそ少ないADVで初回は水上√のみ
そのあと新しく出現する選択肢を選ぶと 川瀬 → 花澤 → 博士 → 真相(カオル)と順番にオープン
なので攻略順は選べないデス
この話は誰を攻略するかというより全体でひとつの話になってるので順番は固定なんだろうな
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バックログはこのように縦書き
見ての通りセンテンスが素敵なので縦書きが良く似合って個人的には好き
ただしログは1P分のみ・セリフの音声再生はできるがシーンバックは不可
セーブ・ロードは高速
スキップはそこそこ高速
ただしシーンスキップは無し(ずっとスキップ放置で送るしかない)で選択肢で止まる
再度見たい場合はそのシーンでセーブデータを作っておくが吉
ミュージック一覧は無し(サントラを買えと
音楽とグラフィックはとても良い方でサントラが欲しくなる
POPで独特の色使いがされており特に幻想内の背景はものすごくキレイ
大正時代を背景に関東大震災と戦争直前の退廃的な雰囲気が良く出ていた
声はフルボイス
ネット声優さんということなのだけどあまり知識が無いのが幸いしたのか全員ハマってて良かったと思う
特に好きだったのは店主と川瀬の声かな
同人製作でこのレベルのグラフィックと音響関連が用意できるのは素晴らしい

基本読んでいくだけなので難しいことはない
だが いちばん難しいのはこの話自体であるというのが笑
さらに完全に公式で販売している副読本込みの話なのでそこは賛否が分かれるところ
なにせ本編と副読本で内容が(ある意味)違うからな笑
しかも両方見てもわからんことが多い仕様(ワザと)なので白黒ハッキリしたい方にはちょっとアレかも
謎がいくつも残ってめっちゃモヤモヤするw
製品としてはこういう構成はあまり好きではないのだがまぁ同人だし?
なのでソフト本編はお安め価格+副読本込みでフルプライスになるカンジです
おまけのスチルや手帖(アイテムメモ的な何か)はクリアすればフルコン



さて肝心のお話:
以下ぼやっとしたあらすじ
先ほど書いたように舞台は大正ロマンあふれる東京
下宿先を追い出された帝大浪人生の主人公・玉森は雨の日だけ開店する謎の古書店に身を寄せ店番をしつつ文士となるためものすごい速度で駄作を生み出す毎日
そんなある日一緒に上京した幼馴染のひとりが謎の自殺を遂げる
その友人を救うために三日間をループする次元跳躍ファンタジー
この跳躍能力がどこから来たのか?
それは【橋姫】と呼ばれる伝承の神様(これは実際にある伝承)で彼女に目をかけられたものは時間跳躍能力と水色の眼をを持つという・・・
実際の橋姫伝承に結構なアレンジを加えてるのはいいなぁと(※伝承の方には跳躍能力は明記されてません

しかしBLとしては微妙かな どちらかというと友愛くらい
eroシーンもほとんどの√で「別にしなくても・・・」ってくらいの超々ソフト
絵柄が絵柄だしどぎつい表現は無し
ボイスもエロいってよりかわいいカンジかなー
身体めっちゃ細!!筋肉無し!全体的につるんとした印象
なのでとても百合っぽくみえてあまりBLってカンジがしなかったw
こういう場面でもテキストがワリと文学テイストなのでどちらかというと雰囲気を楽しむってとこでしょうね
自分はBL要素少なくても別に問題ないのでというかむしろこういう方が好きかも
対象を救う(掬う)ためなら別の手段もあるだろうレベル(自分はそう感じた
もちろん恋情が時間移動の原動力になっているのはわかるけどそちらより相手を死なせたくないっていう事の方が必死さを感じて理由には強いと思う
実際玉森は恋愛に関しては終始受け身なので(もちろん総受けという意味もある)死なせないために身体で繋ぎ止める手段に出てるんじゃないかっていうルートもあるし
それより本読みとしては時間遡行の方がめっちゃ気になって気になって!
初めの方の博士の説明だと最初のみ次元(世界線)跳躍でそれ以後は時間跳躍・・・ということになのるかと思ってたんだけど
博士√やってやっとわかったのだがやはり時間跳躍というよりは平行世界線を移動する能力の模様
前回の事が無かったことになってないしどうあってもかれらは死んでいるし玉森は自分を殺すしで上書きはされない(全部記憶を引き継ぐ
となると橋姫能力とはエマノンのようなものか(=でなく≒
事実水上はこの世に生まれてからの全ての記憶を所持しているって言ってたしね(魚でも人間でも何に生まれ変わっても


以下 各ルートでの感想:

・水上
「俺を諦めてくれ」
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もうこのひと言に尽きる
元々テキストが素晴らしいのだがこのシーンは作中最高レベルで至高
先のバックログ画像の中の
「水上が、去った。
後に雨音だけ残る。」

というくだりも素晴らしい・・・
一瞬見逃しそうになったけどラストのスチルで目が青くなってたのは玉森が結果的に水上を救ってしまったから能力が移った・・・でいいのかな
元々彼も橋姫能力があったというのは納得できる
でなければあそこまで死にたがらないだろうし(店主に原因があったとしても)
もしかしたら彼は恋が成就しない方がハッピーだったのでは
たぶんあのENDのあともぐるぐる考えて玉森巻き込まないようにとか要らんことしいだと思うね彼は
あとたまに「妖精さんか!!」とツッコんでた(実際近かったw
雰囲気はデカダン文学に溢れててものすごく良かった水上が文学青年ていうのもあったけど吉屋・涙香・久作とか時代の作家と作品が出てきて楽しかった
初回なのでワリとボイス聴いてて7時間かかってたw


・川瀬
声と見た目と性格が好み(全部じゃん
いや実際の恋愛対象だったらめんどくさいことこの上ないが笑
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しかしドSな部分よりふとした瞬間に見せる ↑ こういうところの方が好きなのかもしれん
(意外性に弱い 別名:ギャップ萌え
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この√のオラさんがめっちゃ必死で可愛かったよおおオラさんの正体がわかると何で必死なのかもわかるので更に可愛く思える
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博士が時間移動のレクチャーをしてくれるのだが前述の通りこの時点での解釈と博士√での解釈が変わった・・・
タイムマシンかと思ったらシュタゲであったという話
しかしこの解釈が合っているのかどうかは謎
何故ならこの話は科学ADVでなく伝承ファンタジーだからね!
橋姫能力の移行が簡単&即座なのがちょっと拍子抜けした(もちろん条件はめちゃ厳しいけど
そして今回はそれを隠すとか護るとかが目的でなく能力自体を欲したってのが川瀬らしいかな
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怪奇(という名の殺人)とeroはちょい唐突気味かなぁ動きはあって良いかもだけど
翌朝姿を消せなかったのが川瀬の甘いとこだなぁと
拗らせ性格は幼少時のこともあってなかなかだったけど予想と違って思ったより刺さりはしなかった
eroシーンでは川瀬の事だからめっちゃ鬼畜なのかとわくてかして挑んだら押し負けてたりしてわろた
そんなとこも川瀬らしくて良かったけど意外にさっぱり風味であったよ
たぶん玉藻が死に向かう(かもしれない)川瀬をとりあえずつなぎ止めよう!的なノリで挑むからああいう感じになったんだろうなと
しかしそれはそれで大好物です・・・
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あとここの店主は目が青いまま出てきて萌え禿げた _(ゝ「ェ:)ノ))


・花澤
うーんwwwww好き嫌いっていうよりなんつうか
玉森に関しても能力に関しても別にコイツ攻略対象にしなくても良かったのでは?みたいな
結局花澤は最後まで橋姫の能力を時間跳躍としか捉えてなかったわけで
いちばん沈着冷静に見えるキャラが実はSAN値高って展開はよくあるけど花澤はぜんぶ唐突だった印象(呆然自失も殺人も恋心の吐露も
博士を殺さなかったのは親友だからか最後の良心かわからんが博士死ななくてしかも最後けっこう良いヤツでなんかホッとした(そこ
しかもあの終わり方wwwwwwまぁいいけどwww5人クリアしても一番アレな結末だったわ
というかSSほとんど撮ってなかった笑
あ ただ『地獄』の幻想色彩はとてもキレイで素晴らしかったなぁ
ところで川瀬は他ルートの方がイイですなぁ


・博士
いきなりのバックドロップwwwwwww
どのルートでも基本コミカル(本人は至って真面目w)な博士ですがとても良かったある意味これが純愛ルート
冒頭からこれまでと色々展開が違っていてなるほどここが転なのかと
さすがに長く続く雨が博士のせいとは思わなかったわwww
華氏451度からのタイムマシンでもう大正シュタゲや・・・
言われてるほど変態さんじゃなかったし(いえまぁeroはいきなり道具ですかみたいなとこはあるけどw
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話の展開は好きだし白髪博士も大変好みです
(玉森が跳んだ時間軸では)ただ一度だけ助けられた玉森のためにタイムマシンまで開発しちゃう博士すげぇしかも能力もシステムも全部理解してて単純にすげぇ
そしてゲーム開始からの博士の異常な玉森への執着理由がここで判明してすげぇ ってなってた
しかし橋姫能力って短期間で酷使するとそんな影響が出るなら他の設tいやいやコレBLだしな?
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玉森の好みの女性:74歳
強いBBAサイコーwww


・真相(カオル
うーん・・・まぁ 有りですけどね?
すごく短かった・・・
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実はこれまでのお話は主人公の妄想でしたっていうのは他でもよくある手法けど
あの最後の真EDの妄想オチ(夢オチでもいい)はよくあるパターンだしドグラマグラがモチーフだから予想してた
しかしこの現実世界では誰も掬ってないし(ラストまで目が青い)あの子が居ても本人も救われないままなのでは 
最後でもう一度作り直すこと(妄想)を止めたので青眼でなくなった年嵩の店主はもう来ない(来れない)けどもし諦めなかったらまた第二第三の店主が来ることになるんだろうな(ゴジラか
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そんでえっと自分読み飛ばしたのかと思ってたけど過去の3人を店主が殺したっていう記述ってここで初めて出てきた・・・よね?
ナニィィィイイイイイッ?!ってなったけど3人が死んだ後の玉森の状況があまり描かれてなかったのは残念
そこ知りたかったのになー(後の店主を生む要因のひとつであっただろうしってこうなると卵が先かニワトリが先かという矛盾が
話的にはカオルと玉森はくっつかないでほしかったけど養子×養父というCPは個人的にはツボ


【番外】
・店主と玉森
同一人物であってそうでない微妙な関係
店主は過去での殺人を行ってからもう玉森では無くなっていたと思う
土台が玉森なだけの別人
もちろん世界線移動の話なので他の世界にはまた別の玉森が居るのだけど(ぱしゃんと消してきた玉森たちがそれ)そのどれとも違う
あの三日間まではどの世界線でもほとんど変わりのない玉森であったけどあの日を境に店主が出来上がったのではないか
こういう展開は大好きなのだが今回はちょっとこんがらがって副読本を読んでも「聞いてねぇよ!」「その情報要りますか?」みたいなのばかりで余計に混乱してた
(なので前言撤回して副読本は読まなくてもいいです!プレイ後の感想がすべてだ!
実はプレイ済のフォロワーさんから指摘を受けて気付いたのだけど
自分が店主好きなのは店主と玉森の関係性がFateの赤弓と士郎だからなのではという笑
設定込みで無自覚に好きになってたらしい・・・本当に言われるまで気付かなかった!
正体が主人公本人なので攻略対象にならないのはわかるけどルート欲しいですFDよろ
というかタイムスリップものだからCPナンボでもいけますやん店主なら攻でもいいです(そこ


あとプレイしながらメモってたの
これで合ってるかわからんけど残しとく(カッコ内は自分の解釈です
・店主の眼の色:水上√黒眼・川瀬√青眼・花澤√未出・博士√未出・真相√黒眼(店主玉森32歳は青眼だが消滅
・玉森の各ルート最後の眼の色:
水上√黒目(結果的に水上を掬ったので水上に移る)・川瀬√青眼(川瀬を救ったので玉森に戻る)・花澤√黒目(地獄移動で使い切る)・博士√青眼(・・・真相EDに至るため?わからない・・・)・真相√たぶんずっと青いまま(やり直しを諦めたので)



おお 書いてる間に見事に訳がわからなくなってる笑
もう解釈間違っててもかまわんコレが自分のプレイ時に感じたことだし
でもこれだけ書こうと思うくらいにハマったBLゲーでした
BL大丈夫でero(エロくないけど)もおっけいで大正モダニズムに弱くて夢野久作のようなシュール幻想文学がお好きな方にはおススメします
ハードな濡れ場がお好みだったり回りくどい表現・白黒ハッキリしないお話が苦手な人は止めた方がいいかもw
自分は久々に良いテキストと雰囲気を味わえたので衝動買いしたけど全く後悔はしなかったです
数年経ってまたプレイしたくなるかもしれないなって思えるBLゲーでしたありがとう


※今回トータル約15時間ほどで読み終えたって書いてるけど自分は音声をめっちゃ飛ばすのでボイス全聴きするならもっとかかると思います念のため

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